その後、再調査した売場担当者から、今回の品違いの発生経緯の説明と対応のお詫び、商品を送り直す旨の報告を受けて一応は納得したものの、Aさんは折角の進物に後味の悪い結末を味わうことになりました。

事の顛末を自分と同じく、かわいい盛りの孫がいる弟が家に遊びに来た折に話しました。
弟も「それは災難だったねぇ」と共感してくれました。
その上で、自分も現役時代、営業の仕事をしていて似たようなケースを会社側の担当として受けて問題解決と社内の情報整理の2重の苦労を味わった経験を話してくれました。
「大きなデパートともなると大勢の人が働いているのだろうから、2回目も最初に相談した人の居る部署に電話してその人を指名すれば良かったんじゃない?」と経験を踏まえたコメントがありました。
「あと最初にいつまでに連絡を入れるか、約束するとスッキリするよ」とのアドバイスもありました。つい電話に出た応対者と自分の2人だけのやり取りのように思っていましたが、大勢の人が働いている、という事を今後電話するときは少し意識して見ようと思ったのでした。
以降、Aさんは電話で企業へ連絡するときは担当者名の記録と次の連絡の約束を必ず取り付けるようになりました。