いよいよ無くしてしまったかと不安になり駅員に詳しく事情を聞くと「乗車した電車が絞れないと様々な行先の電車がある為、その日忘れ物が乗った電車がどの車庫に入ったかも分からない」という説明を受けた。乗っている路線は複数の路線に繋がっていて話は単純ではないらしい。

ガッカリして帰宅してもマフラーの事が頭に残ってモヤモヤしながら過ごした。

ふと、会社のタイムカードからおおよそ何時ぐらいの電車に乗ったか分かるかも・・・と気づいた。改めて駅で降りたと思われるおおよその時間とマフラーの特徴を詳しく伝え、再度調べてもらった。

割り出した電車の到着時間により該当の電車を所管する鉄道会社に確認したところ、

その日に似た特徴のタオルが入った紙袋の届けがあったことが分かった。

詳細確認してもらったところその「タオル」こそ探していた「マフラー」だった。

風合いやサイズから発見した人がタオルだと勘違いしてしまったらしい。

また発見された終着駅も地元から100キロ近く離れた見ず知らずの場所だった。

無事マフラーは自分の手元に戻った。諦めずに細かく内容を説明することが大事だと思った。

【ポイント:事実を正しく伝える準備をしましょう。】

一旦は所在不明となりましたが、改めて忘れ物の詳細と日時が説明出来たことで無事特定が出来ました。

この例のように現代企業が提供する商品やサービスは複雑な仕組みの上で成り立っているケースが多いです。

問題を解決するためにはお客様からの情報提供が以前にも増して大切になってきています。問題解決を早める為にも企業側からの確認事項の質問へはなるべく協力しましょう。