あっという間に12月になってしまいました。今年の流行語大賞が気になる今日この頃です。そこで、私なりにこの1年で、気になった「my流行語」をご紹介します。 まず、1つ目は、「強いものや賢いものが生き残るのではない。環境に適した変化を遂げたものが生き残る。」というフレーズです。 これは、チャールズ・ダーウィンの進化論からの引用だと思われますが、なるほど〜と妙に納得してしまいました。 私自身、変化することに憧れてはいますが、恐れや不安があるし、実行するエネルギーを考えるとなかなか動き出せません。けれど「環境に適して変化する」という言葉を知った時、自分が変わるということは、環境も変わるのかもしれない、との考えが、ふと浮かびました。 ちょうど昨年エニアグラムを通して、自分が理論的に分析することを好む傾向にある(タイプ5)ということを知り、感情的な交わりが苦手というコンプレックスを、少しづつ受け入れ、同時に変えていきたいと思うようになっていたこともあり、このフレーズがパズルのピースのようにすっぽりとはまりました。 今は、手始めに周りの人に対して、日常で気付いたことは、口に出して相手に伝えるようにしています。こんなコトいちいち言うまでもないか、と躊躇していた言葉かけを始めました。(エニアグラムのタイプ2:愛情豊かな献身家になったつもりで) 驚かれたり、引かれたりするのが怖かったのですが、周りの反応は、意外にも普通。そう、普通なんです。なんか拍子抜けでしたが、変化(進化)は劇的ではなく、じわじわ効いてくると信じて続けています。 2つ目は、「自己一致」という言葉です。 これは、4月から通っていた産業カウンセラーの養成講座で知りました。カール・ロジャースによって提唱された来談者中心療法の「傾聴におけるカウンセラーの基本的態度」のひとつです。 来談者中心療法では、カウンセラーに必要な基本的態度として以下の3つが挙げられています。 ・受容(肯定的配慮) 「自己一致」を意識するようになってから、「自己一致」していない時には、みぞおち辺りにイガイガ虫(某のど飴のエヘン虫に似てます)が生まれ、ちくちくと暴れ回るのが、分かるようになり、何とか押さえ込もうとしてみましたが、無理でした。今は、イガイガ虫が生まれる今ここでの自分を素直に受け止め、何が自分にとって否定や歪曲につながるのか、意識するように努めています。 発見と自己嫌悪で、1年が終ろうとしています。嫌いで好きな自分とのお付き合いはまだまだ始まったばかりです。
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column 035 my流行語 中川 美樹子 第23期消費生活アドバイザー |
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